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インターシル、業界初のAVSBusと「合成電流制御」機能搭載デジタル・マルチフェーズPWMコントローラを発表

新コントローラとスマート・パワー・ステージ・ソリューションは、すべてのプロセッサ、ASIC、FPGAに最大450Aの負荷を提供し、環境に優しいIoTやクラウド・インフラを実現

Nov 4, 2016

革新的なパワーマネジメントと高精度アナログ・ソリューションのプロバイダとして世界をリードするインターシル(本社:米国カリフォルニア州ミルピタス、NASDAQ:ISIL)は、業界初のアダプティブ電圧スケーリング・バス(AVSBus™)搭載デジタル・ソリューションを含む計12個の新しいデジタル・マルチフェーズ・コントローラと、コンパニオン・チップであるスマート・パワー・ステージを発表しました。新デジタル・コントローラは2つの出力と最大7つのフェーズのいかなる組み合わせも可能で、スマート・パワー・ステージとの組み合わせにより、出力電流が10Aから450Aまでのスケーラブルなソリューションを提供します。これにより、出力の最適化とともに、ネットワーキング/通信インフラ機器の電力効率向上が可能になります。

AVSBusはPMBus™ v1.3に新たに加わった規格で、アダプティブ電圧ポジショニングを通じたテレメトリ・データ通信と電力効率向上を可能にし、プロセッサに直接接続される50MHz高速バスを特長としています。インターシルの新しいDC/DCコントローラとISL99227 60Aスマート・パワー・ステージは要求の厳しいCPUコア電圧、メモリ、補助電源レールをサポートするとともに、ソリューションのカスタム化により、電源回路のいかなる電源レール要件にも対応できます。

新デジタル・マルチフェーズ・ファミリは3つのコントローラ・グループにより構成されています。ISL68137とISL68134コントローラはネットワーク・ルータ、スイッチ、サーバ、ストレージ、無線通信機器で使われているARMベース・プロセッサへの給電と通信を行うために、AVSBusを使用しています。ISL68127とISL68124汎用コントローラはネットワーク・プロセッサ、FPGA、SoC、グラフィック・アクセラレータに給電します。さらに、ISL69147/69144、ISL69137/69134、ISL69128/69127、ISL69125/69124の8つのコントローラはSVIDかSVI2の二次高速インタフェース機能を追加しており、IoTバックボーンを構成するクラウド・コンピューティング・アプリケーションで使われている最新のIntelとAMDプロセッサに給電します。

ISL681xx、ISL691xxコントローラはゼロ・レイテンシで個々のフェーズ電流を追従できる特許取得済みの「合成電流制御」アーキテクチャを採用した高性能デジタル・エンジンを集積しています。このため、高精度電流/電圧ポジショニングにより、いかなる負荷過渡に対してもデバイスの応答が可能になり、競合製品に比べ静電容量の30パーセント低減を実現します。また、「合成電流制御」はすべてのセラミック・コンデンサを内蔵したシステムの信頼性向上を可能にします。

使いやすさに優れたインターシルのPowerNavigator™ GUIソフトウェア・ツールを通じ、デジタル制御が実現するフレキシビリティと各種メリットの活用が可能になります。PowerNavigatorはPMBusやAVSBusのそれぞれで通信を行う開発ボードへの接続が可能で、これにより、すべてのパラメータの設定/制御のほか、フェーズの追加/削除の際の高精度電流スレッショルドによる効率の最適化、ループ・チューニングの調整を実現できます。PowerNavigatorにより、安定化チューニングと最適化のために設計中でも変更を行い、設計を完了できることから、基板のリワークが不要になります。最終的な設定は不揮発性メモリに簡単に保存できます。

インターシルのインフラストラクチャ/インダストリアル・パワー・プロダクツ担当シニア・バイス・プレジデントのマーク・ダウニングは、「私たちの包括的デジタル・マルチフェーズ・ソリューション・ファミリは、サイズとフレキシビリティの面での新たな技術革新を意味しており、いかなる先進的なデジタル負荷のニーズにも対応します」と述べ、さらに「同ファミリの製品は、次世代IoTとクラウド・コンピューティング・システムが必要としている効率とクラス最高の過渡/放熱特性を提供します」と語りました。

ISL681xx / ISL691xxコントローラの主な特長と仕様

・PMBus 1.3とAVSBusに準拠

・入力電圧、出力電圧、入出力電流、温度に対するテレメトリ機能と、ブラックボックス機能を備えたフォルト・レポート機能

・ISL68137とISL68134はダイナミックに電圧変更するAVSBusインタフェースを内蔵

・特許取得済みの「合成電流制御」機能を採用した、インターシル独自のデジタル制御スキーム

・フル帯域幅、フェーズごとにデジタル化されるゼロ・レイテンシ電流波形

・高速過渡応答により、すべての積層セラミック・コンデンサを含め、最小出力キャパシタンスを実現

・フレキシブルなフェーズ設定

・設定可能なPWMにより、いかなる出力(X+Y)に対してもフェーズの指定が可能

・10Aから450Aまでの電流スケーリングが可能

・パワー・ステージのサポート

・内蔵の電流センシング機能により、ISL99227 60Aスマート・パワー・ステージをサポート

・14フェーズ動作まで拡張可能にするISL6617Aフェーズ・ダブラーをサポート

・PowerNavigator GUIにより、直感的でわかりやすい設定、制御、監視が可能

・平均/ピーク・スレッショルドによるサイクルごとの電流保護

・可変電流スレッショルドによる自律的な自動フェーズ・ドロッピング(APD)

・出力/入力過電圧と電圧低下に対する保護機能

ISL99227 60Aスマート・パワー・ステージの主な特長と仕様

・4.5Vから18Vまでの入力電圧範囲

・25V定格同期整流FETにより、60Aの出力電流に対応

・電流検出機能内蔵、全ライン/負荷/温度範囲で3パーセントの精度

・5mV/Aでの差動電流レポート機能によりDCRエラーとノイズを除去

・3.3V互換3ステートPWM入力

・故障監視による温度検出

・ハイサイドFET過電流保護

価格と供給

ISL681xx / ISL691xxデジタル・マルチフェーズ・コントローラとISL99227スマート・パワー・ステージは供給が開始されており、各コントローラの価格は下表の通りです。ISL99227スマート・パワー・ステージは5mm角の32ピンQFNパッケージで提供されており、1,000個一括購入時の単価は5.21米ドルです。電源性能のスケーリングとコネクティビティ要件の選定をサポートし、迅速なプロトタイプ製作と製品開発を可能にする開発ボードも用意しています。

デュアル出力デバイス

インタフェースのタイプ

出力フェーズ設定

パッケージ

単価
(1,000個一括購入時)

ISL68137

PMBus/AVSBus

X+Y= 7

6mm角の48ピンQFN

5.30米ドル

ISL68134

PMBus/AVSBus

X+Y= 4

5mm角の48ピンQFN

4.10米ドル

ISL68127

PMBus

X+Y= 7

6mm角の48ピンQFN

4.98米ドル

ISL68124

PMBus

X+Y= 4

5mm角の48ピンQFN

3.85米ドル

ISL69147

AMD SVI2

X+Y= 7

6mm角の48ピンQFN

4.35米ドル

ISL69144

AMD SVI2

X+Y= 4

5mm角の48ピンQFN

2.78米ドル

ISL69137

IMVP8 SVID

X+Y= 7

6mm角の48ピンQFN

3.24米ドル

ISL69134

IMVP8 SVID

X+Y= 4

5mm角の48ピンQFN

2.78米ドル

ISL69128

VR13/IMVP8

X+Y= 7

6mm角の48ピンQFN

4.98米ドル

ISL69127

VR13 SVID

6+1 = 7

6mm角の48ピンQFN

4.35米ドル

ISL69125

VR13 SVID

X+Y= 4

5mm角の48ピンQFN

3.55米ドル

ISL69124

VR13 SVID

X+Y= 4

5mm角の48ピンQFN

3.55米ドル

製品写真はhttp://newsroom.intersil.com/download/digital-multiphase-Hi-Res.jpgからダウンロードできます。

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インターシルについて

インターシルは、革新的なパワーマネジメントと高精度アナログ・ソリューションのプロバイダとして世界をリードしています。インターシルの製品は急速に高度化し、モバイル化と消費電力の増加が進む電子機器の構成部品として、効率の向上とバッテリ駆動時間の延長を実現します。インターシルは広範にわたる設計資産(IP)、設計とプロセス技術開発の経験を活用し、産業機器/インフラ、モバイル・コンピューティング、車載、航空宇宙などの市場で活躍する有力企業の信頼できるパートナーとしての地位を確立しています。インターシルの詳細は、http://jp.intersil.com/en.htmlをご覧ください。

インターシル株式会社はインターシル コーポレーション(本社:米カリフォルニア州ミルピタス)の全額出資の日本法人で、各種電源ICと高精度アナログICを日本のお客様に提供しています。本社は東京都港区で、京都に西日本オフィスがあります。

※Intersil、PowerNavigator、IntersilロゴはIntersil Corporationの商標または登録商標です。そのほかのブランド名、製品名、マークなどは、それぞれの権利所有者が製品やサービスを表記するために使用している商標または登録商標の場合があります。

このプレスリリースに関するお問い合わせ

株式会社ピー・ディ・エスインターナショナル 花嶋

〒102-0083 東京都千代田区麹町3-10-6 MARY HOUSE

Tel: 03-3288-7264 Fax: 03-3288-6936

intersil_pr@pds-international.com

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