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インターシル、宇宙飛行システム向けにクラス最高の性能を提供する耐放射線性5Vマルチプレクサを発表

「ISL71830SEH」と「ISL71831SEH」、業界最高のESD保護と信号処理性能を実現

Mar 7, 2016

革新的なパワーマネジメントと高精度アナログ・ソリューションのプロバイダとして世界をリードするインターシル(本社:米国カリフォルニア州ミルピタス、NASDAQ:ISIL)は、業界をリードする耐放射線性マルチプレクサ製品ラインナップに、5V単一電源で動作する2つの新製品を追加しました。16チャネル・マルチプレクサISL71830SEHと32チャネル・マルチプレクサISL71831SEHは、NASAの宇宙船「オリオン」の試験飛行を含め、これまでほぼすべての人工衛星と宇宙探査機に搭載され、広く採用されてきたインターシルの30Vマルチプレクサ製品ラインナップに追加された新製品です。これらの新5Vマルチプレクサは、システム電源レールの低電圧化に対応します。データ・アクイジション・システムに対し業界最高の静電放電(ESD)保護機能を提供するほか、オン抵抗と入力リーク電流を低下させ、消費電力の低減と信号品質の向上を実現します。また、伝播遅延が小さく、信号処理の応答時間を大幅に改善します。

ISL71830SEHとISL71831SEHはインターシルが独自に開発したシリコン・オン・インシュレータ・プロセスを採用しており、重イオン環境でのシングル・イベント・ラッチアップ(SEL)耐性を確保したことにより、最も過酷な環境で競合製品の2倍超の性能を提供します。また、いずれも5kVの強化ESD保護機能を備えており、コストの高い保護ダイオードの入力ピンへの外付けを不要にします。さらに、オン抵抗を120Ωに、伝播遅延を100ns未満に抑え、総合的な性能と、処理と多重化後にアナログ/デジタル・コンバータ(ADC)入力部に伝送するテレメトリ信号の精度を向上します。

ISL71830SEHとISL71831SEHはテレメトリ・テストポイントの継続処理を維持するため、スイッチごとの過電圧保護機能を備えています。このため、ある入力チャネルで過電圧が発生しても、残りのチャネルがADCへのデータ伝送を継続します。さらに、「コールドスペア」冗長機能を備えていることから、コモン・データバスに2~3個の無電源状態のマルチプレクサを追加接続できます。このミッション・クリティカルな機能は特に長期間の宇宙飛行に必要です。故障の発生時にはシステムが自動的にバックアップ用マルチプレクサを作動させます。

インターシルのプレシジョン・プロダクツ担当シニア・バイス・プレジデントのフィリップ・チェスレイは、「ISL71830SEHとISL71831SEHは、3.3Vと5Vの低システム電圧レールをサポートし、競合ソリューションの2倍超の性能を提供します」と述べ、さらに「新しい16チャネルと32チャネル・デバイスは、有人宇宙船と次世代人工衛星のミッション達成のためのニーズを満たします」と語りました。

主な特長と仕様

 

  • 35.5V単一電源で動作、可変ロジック・スレッショルド制御機能搭載
  • 5kV HBM(人体モデル)のESD保護
  • レール・ツー・レール・スイッチ入力により広ダイナミック・レンジを提供し、設計の柔軟性を向上
  • スイッチがレール電圧を12V超過した場合には、過電圧シャットオフ機能により前段と後段のデバイスを保護
  • -0.4V7Vのコールドスペア/アナログ過電圧範囲
  • スイッチ入力オフ時リーク電流が120nA、オン抵抗が120Ωと低く、消費電力を低減するとともに信号品質を向上
  • 60MeV.cm2/mg時と5.5V電源でのシングル・イベント・トランジェント(SET)性能は過渡時間が最大10μs、過渡マグニチュードが最大75mVで、性能の最適化のための出力フィルタを不要に
  • 低線量率(0.01rad(Si)/s)時の放射線耐性は75krad(Si)
  • SEL/SEB LETTH耐性は最大60MeV.cm2/mg

ISL71830SEHとISL71831SEHマルチプレクサを、ISL71590SEH温度センサ、ISL71090SEH25基準電圧源、ISL70444SEHISL70244SEHISL70417SEHISL70218SEHISL70227SEHなどのオペアンプと組み合わせて使用すると、耐放射線性能に優れた包括的なアナログ・シグナル・チェーンを構成できます。

供給

16チャネル・マルチプレクサISL71830SEHは28ピン・セラミック・フラットパック・パッケージで、32チャネル・マルチプレクサISL71831SEHは48ピン・セラミック・クワッド・フラットパック・パッケージで出荷が開始されています。両製品ともダイの形でも供給されます。また、デバイスの機能と性能の評価を可能にする16チャネルのISL71830SEHEV1Zと32チャネルのISL71831SEHEV1Zの2種類の評価ボードを提供しています。ISL71830SEH、ISL71831SEHと評価ボードの詳細はhttp://www.intersil.com/products/isl71830sehをご覧ください。

製品写真はhttp://newsroom.intersil.com/download/ISL71830SEH-31SEH_pressphoto.jpg からダウンロードできます。

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インターシルについて

インターシルは、革新的なパワーマネジメントと高精度アナログ・ソリューションのプロバイダとして世界をリードしています。インターシルの製品は急速に高度化し、モバイル化と消費電力の増加が進む電子機器の構成部品として、効率の向上とバッテリ駆動時間の延長を実現します。インターシルは広範にわたる設計資産(IP)、設計とプロセス技術開発の経験を活用し、産業機器/インフラ、モバイル・コンピューティング、車載、航空宇宙などの市場で活躍する有力企業の信頼できるパートナーとしての地位を確立しています。インターシルの詳細は、http://jp.intersil.com/en.htmlをご覧ください。

インターシル株式会社はインターシル コーポレーション(本社:米カリフォルニア州ミルピタス)の全額出資の日本法人で、各種電源ICと高精度アナログICを日本のお客様に提供しています。本社は東京都港区で、京都に西日本オフィスがあります。

※Intersil、IntersilロゴはIntersil Corporationの商標または登録商標です。そのほかのブランド名、製品名、マークなどは、それぞれの権利所有者が製品やサービスを表記するために使用している商標または登録商標の場合があります。

このプレスリリースに関するお問い合わせ

株式会社ピー・ディ・エスインターナショナル 花嶋

〒102-0083 東京都千代田区麹町3-10-6 MARY HOUSE

Tel: 03-3288-7264 Fax: 03-3288-6936

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